アニメ『葬送のフリーレン』第5話は再び大魔法使いフランメの『死者との対話』を語る言葉から始まりました。
アイゼンが背中を押し、フリーレンはオレオールに旅立つ決意を固めます。
アニメ第5話は原作漫画の何巻何話なのかご紹介していきます。
アニメ『葬送のフリーレン』第5話『百分の一』は２巻第８話
アイゼンはフェルンにこう語ります。
すまんな。長い旅路になる。
おれたち（勇者一行）は十年かかった。
アイゼン『葬送のフリーレン』2巻第8話『百分の一』
すまんな、と言うのは「わがままなフリーレンをよろしく」という意味かな？
この言葉でフェルンは、フリーレンが勇者ヒンメルのパーティーで進んだ道を、同じ目的地（魔王城）を目指して進むことに気づきます。
フリーレンはたった十年、と言ってのけます。
皆との冒険だって私の人生の百分の一にも満たない。
フリーレン『葬送のフリーレン』2巻第8話『百分の一』
アイゼンはそれを聞いて「その百分の一がお前を変えたんだ。」と言うのでした。
「百分の一がお前を変えたんだ」
千分の十年がフリーレンを変えた。
なら私たちが変わるのには何年必要？
例えばこの一時間が私を変える一時間になるかもしれない。
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— むにえる (@mmmm0mmmm72) February 28, 2021
しかしフェルンにとっては、フリーレンと過ごした時間は人生の二分の一。
フリーレンは微笑して「これからもっと多くなるよ。」と言います。
フリーレン変わったな。
ヒンメルたちとはあんなにあっさり別れたのに。
この一言はフェルンとしっかり向き合うという宣言のようだね。
ヒンメル「フリーレン、君は王都には残らないのか。」
フリーレン「旅をつづけるよ。」
ヒンメル「一人でか。」
フリーレン「気楽でいいでしょ。」
『葬送のフリーレン』2巻第8話『百分の一』
最初はフリーレンのドライな性格を描く場面と考えて読みましたが、この言葉にはヒンメルの未練が現れているようにも思えます。
フリーレンともっと一緒にいたい。
王都に落ち着いてくれればまた会える機会もある。
そんなヒンメルの秘めた思いに気づくこともないフリーレンは「気楽でいいでしょ」と言い切ります。
「僕の気持ちも考えて」ってヒンメルは一度も言わなかったな。
寿命の違いって、実は残酷だ。
フリーレンは出会う人間をすべて『葬送』という形で見送ってきた。
人に心を残すと、それはふりーれんにとっては悲しみになってしまうから…
アニメ『葬送のフリーレン』第5話『死者の幻影』は２巻第9話
フリーレンと共に馬車に揺られながら、フェルンはハイターの夢を見ていました。
「あなたがいい子でいたら、少しくらいなら化けて出てあげてもいいかもしれません」
村に着くと、峠道では「幽霊に連れ去られる」という噂が。
『アインザーム』が死者の幻影で人を惑わしていると推測したフリーレンとフェルンですが、フェルンの前にハイターが現れ「あなたがいい子でいたから少しだけ化けて出ることにしました」といいます。
フェルンは、これが記憶だ、と理解しつつも攻撃することができません。
一方フリーレンの前にはヒンメルが現れました。
一緒に冒険していたころの、あの時の姿で。
ヒンメルの幻は「フリーレン。撃て」と言い、フリーレンは落ち着いて幻影を撃ちます。
「フリーレン、撃て。」のセリフについて深堀りしてみたよ！
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フリーレンはフェルンにこう言います。
次は本物に会いに行こう。
私たちは魂の眠る地（オレオール）を目指しているんだから。
フリーレン『葬送のフリーレン』２巻９話
魂の眠る地（オレオール）に着けば、フェルンはハイターに、フリーレンはヒンメルに、フランメに、再会できるのでしょう。
アニメ『葬送のフリーレン』第5話『紅鏡竜』は２巻１０話
勇者ヒンメルの死から２８年後。
中央諸国リーゲル峡谷。
フリーレンは竜の巣の中の魔導書を狙っていますが、フェルンの魔法は竜の硬い防御に阻まれ、フリーレンとフェルンは必死に逃げる羽目に。
フリーレンは、アイゼンが自分の弟子のシュタルクの事を話していたことを思い出し、攻撃力の強い戦士を仲間にしようと思い立ちます。
フェルンは命がけで手に入れたいと思っている魔法は何かとフリーレンに聞きますが、フリーレンは『服が透けて見える魔法』と答え、フェルンはそのばかばかしさに呆れます。
シュタルクの住む村に近づくと、村人が現れ、シュタルクが呼んでいると言うのです。
村人の話によると「三年前竜がこの村を襲った時、シュタルクが現れてこの村を救ってくれた。シュタルクがこの村にいるから竜はこの村を襲わない」との事。
あの方は竜を前にして一歩も引かず、
長いにらみ合いの末に竜は去っていきました。村人『葬送のフリーレン』２巻第１０話『紅鏡竜』より
フリーレンとフェルンがシュタルクの前に行くと、シュタルクは「竜を刺激されては困る」と言います。
シュタルクは竜の恐ろしさを説明しようと、自分の額の傷を「暗黒竜と戦った時に」と言おうとしますが…
へえ！シュタルクは強い戦士なのかな？
フリーレンは「そんなたいそうな傷じゃないでしょ」と言い当てます。
シュタルクはフリーレンが師匠の戦士アイゼンの仲間だったことを知り、なぜ紅鏡竜に手を出すのかをたずねます。
フリーレンは
- 前衛として仲間に加わってほしい。
- まずは巣にある魔導書が欲しいと言い、その理由を説明します。
私の集めた魔法をほめてくれた馬鹿がいた。
それが理由になるかな。
フリーレン『葬送のフリーレン』２巻１０話
ヒンメルの思い出を辿る旅…もうここで旅の目的が見えているね。
もちろんオレオールは目的地だけど、目的地に着くことだけが旅じゃない。
むしろ旅そのものを楽しむことが大事なんだ。
ヒンメルも、ハイターも、アイゼンも、フリーレンのおかげでくだらなくて面白い旅だったって嬉しそうに話すもんね。
シュタルクは仲間になることを承知しますが、その前に絶対に紅鏡竜を倒すことを約束させます。
しかしシュタルクは、一度の実戦の経験のない臆病者で、竜の前では固まっていただけだったことがわかります。
フェルン『葬送のフリーレン』2巻p.57
シュタルクのあまりのヘタレぶりに、フェルンは「こいつは駄目です。他を当たりましょう。」と突き放しますが（笑）フリーレンはシュタルクはやればできる、と言い切ります。
フリーレンは崖に刻まれた大きな割れ目を、シュタルクの修行の跡と見抜いたのです。
あいつは昔、故郷の村が魔族に襲われたとき、一人だけ逃げ出した臆病者だ。
おれと同じだ。だからあいつには、おれのすべてを叩き込んだ。
今のあいつは誰かのために戦えるやつだ。アイゼン『葬送のフリーレン』２巻第１０話
フェルンはシュタルクの激しい修行を目撃します。
次回『葬送のフリーレン』第６話は『村の英雄』です。
アニメ『葬送のフリーレン』第5話は漫画の何巻何話？シュタルク登場まとめ
アニメ『葬送のフリーレン』第5話は漫画２巻の８話から10話まででした。
アイゼンと別れ、またヒンメルを思い出しながら旅を続けるフリーレンとフェルン。
二人は紅鏡竜に阻まれ、アイゼンの弟子・シュタルクと出会います。
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