TVアニメ『モノノ怪』あらすじネタバレ|和の美満載!妖しの世界観

アニメ

アニメ『モノノ怪』のあらすじをご紹介します。

ネタバレの内容になりますので、アニメで楽しみたい方はご注意ください。

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アニメ『モノノ怪』あらすじ「座敷童子」

旅館『万屋』に宿をとる薬売り。
すぐ後に身重の娘・志乃が宿を求めてやってきますが、満室と断られてしまいます。

雨の降る夜でもあり「追われている」と言う娘を、女将は最上階の特別室に泊めてやることに。
豪華絢爛な旅館のそこここで、子どもたちの気配がします。

薬売りは、お札を操り、結界を張り、アヤカシの正体は座敷童子であると見極めます。

  1. 形(かたち)人の因果と縁(えにし)
  2. 真(まこと)事の有様
  3. 理(ことわり)心の有様

旅館はもと女郎屋で、生まれたかったのに堕胎された子どもたちが座敷童子というになっていたのです。
親を選んで、この世に産まれて来たい、という座敷童子のを志乃が受け止め、薬売りと共に解き放ちます。
その瞬間、薬売りの姿は別の形(ハイパー・映画では神儀)に変わります。

回想シーンでは若いころの女将と思われる女性が登場するんだけど、今も昔も個性的な女将は夏木マリさんのようだな!

旅館の板戸絵が伊藤若冲のような鶏だったり、屏風、欄間など細部まで凝りまくった美しさだよ!

 

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アニメ『モノノ怪』あらすじ「海坊主」

盆の15日、禁を破って沖へ出た船は、船幽霊の乗った『迷い船』に出会う…

そんな講釈話を語る修験の男・柳幻殃斉。
廻船問屋・三國屋多門の江戸行きの廻船に乗り合わせたのは、かつて化猫騒動で出会った若い女性・加世や、弟子を連れた高僧・源慧、不気味な浪人・佐々木兵衛そして謎の薬売りです。

何者かによって羅針盤を狂わされ、船は『龍の三角』というアヤカシの海に迷い込んでしまいました。

薬売りの天秤は『この世ならざるもの』との距離を測り、そしてそらりす丸は迷い船と遭遇します。

アヤカシとは、あまねく存在するこの世ならざるもの。アヤカシの道理は人にはわからない。
モノノ怪とは人の情念(恨み・苦しみ・憎しみ)がアヤカシと結びついたもの。

そしてモノノ怪を斬れるのは退魔の剣のみ。

船幽霊や海座頭が現れますが、薬売りが待つモノノ怪は他のものです。
源慧は、『龍の三角』を作っているのは、妹が50年前に人身御供にされた虚舟(うつろぶね)と考えていたのです。

そらりす丸の美しい装飾と華麗な色彩、源慧と妹の許されぬ愛の悲しい物語に心奪われます。

クリムトの『抱擁』もモチーフの一つになっているね

退魔の剣が解き放たれて『ハイパー』が出現する場面も美しいよ!

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アニメ『モノノ怪』あらすじ「のっぺらぼう」

日置藩藩士の嫁・お蝶は、夫とその一家を惨●した刑として、はりつけ獄門を申し渡されます。

白梅が紅梅に変わる表現が、上質なホラーを感じさせる!

お蝶の牢に、薬売りが罪人として入ってきます。
薬売りが天秤を取り出し、アヤカシの気配を探すと、キツネ面の男が現れ、薬売りは気を失ってしまいます。

仮面の男は、お蝶を惨めな結婚生活から救い出すために来た、と言ってくれたのでした。
お蝶は夫一家を消す、という想像を心の支えにするようになっていったのです。
仮面の男はお蝶に結婚を申し込み、お蝶は新しい人生に幸せを感じます。

お蝶の母は、娘を武家に嫁がせるために厳しい躾をして育てました。

その幻の中に薬売りが現れ、『面を忘れたモノノ怪』の正体を探ります。
アヤカシに取りついた情念を探ると、辛すぎるお蝶の一生が見えてきます。

  • 婚家で軽んじられていた辛い生活、でもお蝶はそこから逃げようとしなかった。
  • 娘を武家の嫁にすることを望んでいた母、お蝶は母を喜ばせるため自分の心を閉ざしていた。

仮面の男・のっぺらぼうを動かしていたモノノ怪は、自分を●し続けしてきたお蝶の心そのもの。

お蝶にのっぺらぼうがお蝶を助けてくれた理由を聞かれて、薬売りが答えるセリフが最高です。

「強いて言うなら恋でもしたんじゃないですかね、あなたに」

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アニメ『モノノ怪』あらすじ「鵺」

香道『笛小路流』の家元・瑠璃姫の婿選びは4人の男の組香で決めることに。

姿を見せない実尊寺のかわりに薬売りがこの場に現れたのは、モノノ怪の気配を感じてのことです。

雅な『香』の世界を垣間見せてくれるのも面白いよね!

公家の大澤
廻船問屋の半井
東侍の室町
実尊寺

彼らが本当に欲しいのは『東大寺』と呼ばれるもののよう。

まずは源氏香。五種類の香の種類の組み合わせを、源氏物語の全54帖の名前を付けて聞き分けます。

香を聞いて鮮やかな色彩に目覚める参加者の世界観がいい感じ!

屋敷の中では実尊寺の死体が転がり、そして瑠璃姫も何者かによって命を奪われてしまいます。

薬売りは遺体よりも『東大寺』の心配をする一同にあっけにとられます。

『東大寺』とは、所持した者は天下人になれると言われる香木『欄奈待』(らんなたい)のこと。

薬売りが香元をつとめ、三人は竹取の香で争うことに。

薬売りはうっかり猛毒の夾竹桃を香に混ぜてしまったと言いますが、勝負は続行。
薬売りは室町が実尊寺に馬鹿にされ、怒りに任せて斬ったことを明らかにします。
また、屏風絵に欲情する瑠璃姫を、半井が手にかけたことも。
大沢は夾竹桃を聞いたと思い込み、転んで首の骨を折ってしまいます。

薬売りはモノノ怪『鵺』と対峙し、『欄奈待』に魅せられたたくさんの魂のために退魔の剣を解き放ちます。

激しいバトルのあとのちょっとマヌケな朝の風景がいいよね。

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アニメ『モノノ怪』あらすじ「化猫」

アニメ『モノノ怪』声優一覧

地下鉄の開通祝いに駆け付けた大勢の人々。
しかし初乗りの電車で不思議な出来事が起こり、

市長
刑事
新聞記者
未亡人
カフェの女給の少女
牛乳配達の少年
そして運転手だけが先頭車両に集められます。

薬売りが先頭車両に移ってきますが、先頭車両から他の車両に移ることはできません。
薬売りの荷物から天秤が現れ、モノノ怪の場所を探ります。

電車に轢かれて命を落とした女性記者、それがみんなの共通点のようです。

『猫を抱いた女の人』の姿が見えるのは牛乳配達の少年だけ。
モノノ怪は市川節子の死に関する『真(まこと)』を知りたがっているのです。

市長と刑事が化猫に襲われ、脱落していきます。

市川節子は地下鉄誘致にまつわる市長の汚職疑惑を追っていました。
新聞記者の森谷は、市川の特ダネを握りつぶし、争ったのちに線路に転落させたのです。
未亡人は姑の目の前で刑事に質問され、浮気現場で目撃したことを隠していました。
カフェの女給の少女も、女優志願であるから、市川節子に会ったことを黙っていました。
牛乳配達の少年は、市川節子が線路に突き落とされたことを話しませんでした。
運転手は市川節子を轢いた電車の運転手でしたが、猫だと思いこみ電車を停車させなかった。

化猫というアヤカシに憑き、モノノ怪となった市川を薬売りは祓います。

モノノ怪は思いを遂げたようです。

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テレビアニメ『モノノ怪』あらすじネタバレまとめ

テレビアニメ『モノノ怪』の5つのエピソードについて、あらすじをご紹介しました。

ストーリーの展開を説明するのがセリフではなく、抽象的な美しい絵画の表現であるのが面白い点ですが、そのため見直すたびに新しい発見があります。

ぜひ何度も楽しんでほしい作品です。

 

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